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露街公開空地

創作やコンテンツに関する覚書......にしたい

北陸&北海道旅行 #5 旭川・富良野編 (3/7〜3/8)

北陸&北海道旅行2015

3月7日

 3月7日土曜日。本旅行も後半戦に突入した。7時30分に起床し、NHKと購読中のブログをチェック。昨晩より体の調子は良いが累積した疲れはそう簡単になくならない。この日は疲労からの回復のため、観光はほどほどにして早めに宿へチェックインする予定だ。明日以降の予定もちゃんと立てられていないし。

 宿をチェックアウトし、旭川駅のロッカーに荷物を預けに行く。

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 朝見てもやはり駅は巨大だ。とある有名ブロガーがこの駅を茶化すようなエントリを書いていたような気がするが(個人的にあのエントリは最悪だと思っている)、確かに駅構内の広さに対して往来する人の数は少ない。ベンチにも人は少なく、ゆっくり休憩することができる。駅の隣にはビル型のイオンモール旭川店とホテルが建設中であり、駅舎に直結されるらしい。今後の発展に期待。

旭山動物園

 ひとまず定番の旭山動物園へ行くために、駅からバスに乗る。駅のコインロッカーにバックパックを預けてバスターミナルへ。旭山動物園行きのバスは日中概ね30分間隔で運行されている。休日ということもあってか、バスは満員状態。旭山動物園までは440円。片道20分程度で、市街地からは離れている。

 旭山動物園はその名の通り旭川市郊外、旭山の麓にある動物園だ。「行動展示」で一躍有名になった日本最北の動物園では確かに、ただ動物を見せるだけではない配慮を園内のあちこちに見ることができた。

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 入り口はこじんまりとしている。障害者手帳を提示すると入園料が無料になる。

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 入場してすぐの場所に掲げられている旭山動物園の理念。下の文字がほとんど見えないが

旭山動物園は「ヒトも含めたくさんの命が輝き続ける未来のためにできること」を考え、実行していきたいと思います。

と書かれている。

 気温は4.5度。正午近くにしてこの気温であるが、湿度のおかげか寒さはさほど感じなかった。

 最初に目についたのがぺんぎん館。

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 なんだろう、この可愛さは。動物の可愛さっていうのは静止画じゃ中々伝わらないものでして。

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 動物の説明も、単に図鑑を引用したようなものではなく1匹1匹の個体について触れている。

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 中にはかなりショッキングな事実が書かれたパネルも。

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 サル山を観察。せわしなく動いている個体、そして毛づくろいをする個体。わしわしと相手の毛をまさぐってシラミを見つけ取り除く。本末転倒な表現ではあるがその様子はさながらひざまくらで耳かきをしている親と子のようである。現代人の勝手な印象で、頭の弱い人間のことをサルと呼んだりするが、その実サルはとても賢い生き物であると思った。

 さてここで動物を観察する人間の方に目を向けてみると、常に近い距離でべったりしながら歩くカップルに、とにかくカメラを向けずにはいられない人々(自分含め)。そんな人々の様子を見るにつけ、人間とりわけ現代人という生き物も案外単純な原理で行動しているんじゃないかと思えた。

 腕時計をチェックすると14時を回っていた。思った以上に動物園を満喫し、つい長居をしてしまった。脚も悲鳴を上げている。そろそろ旭川市街に戻ろうと思った矢先に、手袋が片方ないことに気がつく。周辺を探しても見つからず、やむなく諦めることに。手袋紛失は本旅行2回目(1回目は1日目、富山へ移動中のこと)。そもそもこの手袋はスマホ対応を謳っていながらスマホの操作が殆どというか全くできなかった。これを機にスマホ操作がちゃんとできるものを買おう。(なおこの後、新しい手袋を購入したところ今度は一晩で紛失するというオチがついています。)

旭川駅前のうまいラーメン

 駅に到着したときには空腹が丁度良い頃合いだったので、早目の夕食を取るために駅前を歩く。選んだのは老舗のラーメン屋「旭川らぅめん青葉」。この店の鉄板メニューである醤油らぅめんを注文した。

旭川らぅめん青葉 本店 (あおば) - 旭川/ラーメン [食べログ]

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 観光できるスポットはまだあるのだろうけど、ここ2日ほどの疲れを取るため17時前にホテルへチェックイン。その後夜食を買いに平和買物公園(日本最初の歩行者天国らしい)へ出た。厳寒の夜にもかかわらず歩行者がたくさん。ただし旭川の場合、駅前でも比較的早い時刻に閉店してしまう店舗が多いようだ。アニメイト旭川が入居している百貨店は19:30で店仕舞い。

 明日は富良野まで行きます。しかし、何も計画を立ててない。

3月8日

 3月8日日曜日。この日は旭川から近い富良野に行く、ということしか決まっていなかった。というのも計画当初、この日は稚内にいるつもりだった。直前の予定変更により、念入りに計画を練ることができなかったのだ。ただ実際はめんどくさかっただけという説もあり。旅の計画を立てるのは苦手なのだ。

 旭川駅からはまさしく富良野線という路線が富良野方面に伸びている。旭川から1時間ほどであのドラマの舞台へ行けるという寸法だ。私はあのドラマ見てないのですが。

 9時34分富良野行きに乗車。2日ぶりのキハ150。列車本数は1時間に1本程度でそのうち約半数は美瑛止まりである。

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 列車は北国の広大な大地を駆ける。ただ移動する、それだけのことだが、それだけに意識を傾けられる時間というものは貴重だ。通勤電車の風景も悪くはないが、掘っ立て小屋のような無人駅と雪に埋もれた平原をただ眺めるのは、とても贅沢な行為に思えた。

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 終点、富良野駅に到着。駅のホームで日本最長鈍行と名高い2429Dと対面。こじんまりとした有人駅で、待合室にはテレビが設置されており待ち時間も退屈することがない。駅前の自動販売機でコアップガラナを購入。関東では全く見かけない会社のもの。これまで飲んだものの中ではガラナ特有の風味が薄く、最もコーラに近いと感じた。ちなみにコアップガラナという名前はどこかの会社の商標ではなく、その誕生の経緯から複数の企業がコアップガラナという名前のガラナ飲料を製造しているらしい*1。今回飲んだのは株式会社小原製。

 行くあてもなかったので、駅から少し歩いてみる。僕の乏しい知識では富良野というと一面のラベンダー畑しか想起されないが、富良野駅周辺の一帯には市街地が形成されている。閑散としているのは否めないが、ある程度の買い物なら済ませてしまえるだろう。

 駅から徒歩10分ほどの場所にあるスーパーに入ってみた。価格は本州のスーパーと大きく変わらないように見えた。北海道限定の品も置かれているものの、本州、四国、九州と様々なところから品物が集まっている。スーパーの向かいには物産館があり、美味しそうなものが沢山売っていたが時間の都合で買えず。

冬の富良野観光...?

 富良野エリア(富良野市中富良野町上富良野町)の観光スポットは駅から離れている場所が多く、バスでアクセス可能な場所も限られる。そんな中一つだけ目星をつけていたのが上富良野町の深山峠。ここならバスですぐに行くことができる。

 富良野駅に戻り、12時50分の旭川駅行きのバスに乗る。わざわざ列車に乗らず旭川駅からバスに乗ってしまえば良かったのではと今更気づく。まあでも、鉄道が通っているなら乗りたいのが人情というもの。


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 30分ほどで深山峠に到着。バス停の向かい側には土産屋がある。レストランが入居していたが営業していない模様。しかしこの景色はすごい。ガイドブックの写真を見る限り、季節が季節ならこのなだらかな斜面には鮮やかに色づくのだけれど、じっと春を待つ冬の風景もまた味わい深い。

 徒歩すぐの場所にあった「ウッディライフ」で昼食を取ることに。時期が時期だけに店内には自分以外誰もいなかった。

 野菜カレーを注文。店員さんが言うには今年の富良野は雪が本当に少ないらしい。「これで少ない?」と思うが雪なし県の住民の感覚では分からないものなのだろう。網走などの道東では例年以上の雪が降っており、雪の下敷きになって亡くなった人もいると聞く。雪は綺麗であると同時に煩わしく、時として人間に牙をむく。

 食後、これもまた歩いてすぐの場所にある深山峠アートパークを訪れる。

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 トリックアート美術館と売店、展望台、観覧車が集まったちょっとした娯楽施設になっているが、冬期はトリックアート美術館のみ営業しており、観覧車も動きを止めていた。

 トリックアート美術館の入場料は1,300円。見てみると確かにこれは面白い。なおここに載せる作品はすべて一枚絵である。

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 トリックアートを堪能したところで、富良野駅行きバスが到着したので乗車。座席の半分が埋まる程度には乗客がいた。

 今日の宿は駅から遠く、バスも通じていない場所にあるというものの、富良野駅から車で送迎してもらえるという。

 約束の時刻に駅の外に出るとそれらしき方が。車で揺られること数分の場所に宿はあった。周囲にはコンビニどころか人家も見当たらない。あるのは交通量の割によく整備された道路と、雪に覆われた大地。人の気配はない。

 ゲストハウスには自分のほかに6人のゲストがいて、そのうち、男女2人で北海道を旅しているという方々に夕食をご馳走になったり(恥ずかしながら食べるものを何も用意していなかった)旅のエピソードを語りあった。ゲストハウスを宿にしたのはこれで2回目だけれど、悪くないな、と思った。

 明日は旅の最終目的地である札幌へ向かう。

*1:コアップガラナ - Wikipedia, 2015年7月19日閲覧.