無題

 快晴の、しかし穏やかとは言いがたい月曜日であった。

 強風によって都心方面へ向かう列車は最寄り駅で3時間停まったまま結局利根川を越えられなかったようだ。そんなこんなで、有給である。

 有給とは言え特段予定があるわけでも、どこかへ出かけられるわけでもない。引っ越し絡みで残っている各種行政手続とかを進めようにも列車が停まっていたのでは目的地へ行くこともできない。出来ることといえば近所への日用品の買い出し、たまったゴミの排出。メンテナンス。

 生産性のない一日だった。といってもそれは常なることで、私のこの半年の殆どはそんな調子で回想される。一体、どこに生産的活動があったと言えよう。自分の生には何か意味があるのだろうか。人間社会において意味を持ちうるだけの意味が。私の生は私に即物的快感を与えるために在るのだなどと言ってしまえるならば楽だろうか。

 一人暮らしも随分長くなった。最近は、仕事以外で人と関わる機会が殆ど無い。実家への連絡も疎かにしがちである。報告すべき事柄がさしてある訳でもなく、何を話そうものか考えあぐねているうちに結局億劫になって電話を置く。そんな日々だ。